がん遺伝子治療について
- Kanako Ogawa
- 2024年4月5日
- 読了時間: 2分

がん遺伝子治療は、数あるがん治療の中で最も副作用が少なく、経過を見ながら体に無理なく継続が可能である治療です。
遺伝子という言葉を聞かれると、難しいイメージ、なかなかわかりずらいイメージなどお持ちかもしれません。
グランエタニティ銀座クリニックの診察の中で、津坂院長が治療の仕組みをスライドをお見せしながらご説明致します。
がん細胞を消滅させていくための、不足している「がん抑制遺伝子」と「がん増殖遺伝子抑制RNA」の遺伝子を直接がん細胞まで到達させる治療なのです。
薬ではがん細胞の外側から内側へなかなか到達しにくいタイプのがんもあります。がん細胞がいかに自分の周りを強い壁で固めても、どんなに免疫細胞をかく乱させて身を隠しても、名の通り遺伝子レベルのとても小さな遺伝子に捉えられてしまいます。
がんの核に到達する前出の2つの遺伝子からは逃げられません。この2つの遺伝子は調整されたベクターという運び屋によって首尾よくがんの核に運ばれていくのです。
